管理者養成学校
富士の裾野の『管理者養成学校』に通ったことが有ります。
地獄の特訓で有名な施設です。
当時の自分の会社の管理職は、ほとんど通わせました。
そこでの、課題の文章を掲載します。
部下の拒絶反応にあい、たちまち部下の仲間入りをし、上司や会社攻撃に走る若武者形の管理者よ。
あなたは最も同情に値しない。
自分が部下に好かれるに違いないというその甘さ、拒絶反応にあい、たちまち部下の仲間入りするその無責任さ、部下と一緒に上を攻撃するその卑劣さ。
上を攻撃するのが悪いと言うのではない。
だが知っておくが良い。
管理者とは管理者であるが故に批判される存在であることを。
部下の攻撃の矢が降りかかり、防ぐことも出来ずに血を流さねばならぬことを。
おそらくあなたが嘲笑の対象にしている民主的おじさんにしても、
身を隠すことなく矢を受け止め、血を流しているという点で、
あなたよりはるかに優れた存在だということを。
あなたに言いたいのは次の事だ。
弓と矢を捨てなさい。
部下の群れから抜け出して、管理者の居場所まで出てきたまえ。
部下と一緒になって会社の批判をする管理職は存在します。
その方が部下の受けが良いですし、何よりも、指示命令をしなくて済むから楽なんです。
いえいえ、指示命令は、管理職の仕事の一部です。
怒ることは仕事ではありません。
叱ることは必要な場合もありますが。
会社に与えられている『ヒト・カネ・モノ・情報・システム』の有難みを感じずに、
『もっと優秀な人材を!もっと予算を!もっと設備改善を!』と言ってはいませんか?
まず、現状で出来る限りのことをしていますか?
会社の悪口ばかり言っていませんか?
いえ、あなたが頑張っているのは知っていますが、その方向性、方法は正しいのですか?
管理職の仕事って何ですか?