社員の退職時
社員が退職をするのは、悲しい事です。
特に、求人難の現在、経営者の仕事の中で、もしかしたら、最も重要なことは、『社員を辞めさせない事』なのかもしれません。
いえ、私は、まさしくそうだと思っています。
社員が辞めていくのは経営者の責任
にも拘らず
「辞めるあいつは、ダメ社員だ」なんて言っていませんか?
もしかしたら、ダメ経営者なのかもしれません。
辞める社員に対し、ことさら厚遇する必要もありませんが、冷遇するのはいかがなことかなと思います。
・退職金を異常に下げる
・残りの有休を取らせない
・退職する意思が分かった後の賞与を思い切り下げる
冷遇した社員は、辞めるから、何しても良いわけではありません。
残った社員とは、基本的につながっているのです。
「こんな事された」
残っている社員の耳に全部入ります。
そんなことが分かっていない経営者は、もっと社員の声に耳を傾けるべきです。
もっとも、傾けていれば、辞める社員もいなかったかもしれません。
私は、送別会に呼んでもらえる経営者を目指していました。
全部ではありませんが、何名かの送別会には参加させていただきました。
そして、戻ってきた社員もいます。
それで良いのだと思っています。