入社式
本日が入社式の会社が多いのでしょうね。
以前の会社で、新卒の入社が3名と言うのが最少でしたが、それでも入社式は行いました。
以前の会社での入社式の式次第は以下の通りです。
中小企業ですから、歌手が来て歌うなんてものは無いです。
開会宣言
経営理念唱和
社長挨拶
新入社員紹介
役員・部長紹介
歓迎の挨拶(先輩社員)
決意表明(新入社員)
閉 式
※閉式後 記念撮影
入社式なんて、小一時間で終わります。
ただ、式次第に無いサプライズは用意していました。
「次に、式次第にはございませんが、新卒入社の方の保護者の方より、激励文を頂戴いたしておりますので、ご紹介させていただきます。」
cobaの『過ぎ去りし永遠の日々 』をBGMとして流し、その手紙を朗諾します。
これは、事前に、新入社員の保護者様に、内緒に依頼をしていたものなのです。
『身元保証人』の書類を出していただくので、その方に依頼していたものでした。
過去に、何十人もの新卒を受け入れていますが、提出されなかったケースはありません。
この朗読、泣く新卒が何人かいます。
入社式に当たって、事前に新入社員に話すことは
「入社に当たっての決意表明をしてもらうから、考えてきてくださいね」という事だけです。
社長や幹部の訓示の時、メモを取っている者もいれば、決意表明のメモを見返している者もいます。
敢えて、何も言いません。
逆に、社長へは注文をしました。
「我社での大切なことを3つくらい言ってください」
自分が社長の時も勿論そうしていました。
入社式が終わった後が大切なのです。
以下、入社式後の行動に関して、私が作った新卒教育のマニュアルから抜粋します。
Ⅰ堅い話
① ウェルカムメッセージ
あなたの言葉で!
「ようこそみなさん。入社おめでとう」
「皆さんの入社を心から喜び、皆さんの成長をサポートすることを使命と感じ、成長する姿を今から想像しています」
自分の役割(新入社員のサポート)
「一緒に学んでいきましょう」
※ここでは自己紹介は氏名程度で。
13:40
②新入社員教育の目的
『目的』を持つことの大切さを話してください。
「何となく2週間を過ごすのではなく、『目的』を持ちましょう」
「では、目的とは何でしょうか?」
下へ続く
13:50
② 社長が言った皆さんへの言葉
覚えているかどうかの確認
メモをとることの重要性を教える
導入教育の目的
『社会人としてのマナーと当社の社員としての考え方を身に付け、仕事の進め方の基礎・基本を理解し、他メンバーやお客様の立場を考えた行動のできる、協調性と積極性を持った人材となる』
これが2週間の導入教育の目的であると伝えてください。
こういったマニュアルを作り、教育を行っていました。
この当時は、社員数200名ほどの企業で、業務の内容も多岐に渡っていたので、導入教育機関は2週間でした。
規模が小さい企業では、そこまで長くなくても構いません。
ただ、『午前中に入社の手続きをして、午後から現場』というのは、いささか手抜きだと感じています。
中途の場合も、『社会人としての心得』が不足している場合もありますので
①社会人としての心得
②我社とは何か 総論
③我社とは何か 各論
④今度の仕事に流れ
少なくとも、そのくらいは、説明したいものです。
目的は、一日も早く、会社の風土に慣れてもらう事です。
最後に、新人歓迎会は、初日にやってはダメですよ。
早くても、週末ですね。
初日は、緊張していますし、話すことも良く分かりません。
経営者とだけではなく、出来ればメンター、或いは、若手の社員数名と一緒に、金曜の夜とかにやった方が良いでしょう。