離職率の低減③
直ぐに行える順番としては、次の順だと思います。
・自尊心が否定された
・組織が崩壊している
・将来ビジョンの提示が無い
・待遇の不釣り合い
以前、私が承継した企業、私の両親が経営していた会社では、経営者は従業員を『使用人』だと思っていました。
自分たちの個人的な家庭の用事を社員にやらせる。
おべっかを使う社員を登用 など
●まずは、社員を、仕事をしてくれている仲間として、尊敬し、尊重することから始めましょう。
次に、会社が従業員に期待している仕事を詳しく指示しましょう。
従業員の働きを、正しく査定しましょう
従業員の教育計画を立てましょう
●次に、管理職を正しく指導しましょう
「管理」って何?
管理職はどんな仕事をしたら良いの?
部下の指導って何?
査定と人事考課って何?
ボトムアップの道を作りましょう
部下の声を真摯に聞く姿勢を作ってから、「報連相」の徹底が来ます
社員間のコミュニケーションをとる策を講じましょう。悪口を軽く考えてはいけません
●将来の事を考えましょう
ほんの計画段階でも良いですので、「将来こうしたい!」「そうしたらこうなる」「そういたら、君はこうなる!」と語るのです。
最初の「こうしたい」だけは言えている経営者はいますが、社員個人に落とし込まなければいけません。
そして、社員の意見も取り入れるのです。
「あ、俺の意見を取り入れて、将来ビジョンが出来た!よし!やろう」となっていきます。
●待遇
以上の事が出来れば、会社の状況はかなり好転してきているはずです。
社員の働きから生み出す付加価値(粗利益)と給与の整合性のある仕組みを作りましょう。
効率的と効果的を組み合わせて、闇雲に働かず、計画的な生産システムを作りましょう
組織が大きくなれば、採用、教育にも費用を掛けられます。
今回、3回に渡って、離職率の話をしましたが、そんなに簡単に解決するものではありません。
皆さんに分かっていただきたいのは、経営者の仕事とは 売り上げと資金繰りだけではないということです。
人材の問題は、採用が肝なのではなく、離職しない企業作りが肝なのです。
しかも、離職が少ない企業には、さらに人が集まってきます。
要約して言うと
『社員を大事にする』ことです。
(甘やかすという事ではありません)
「うちの社員はダメな奴ばっかりだよ」何て言っている社長!
あなたがダメなのですよ