人事制度改革 職能の定義
こういう【職能給】の表を作っている企業は多いと思います。
例えば
1~6級
各々20~50号棒まである
各級は、1号棒上がる際の金額が違う
1級<2級<3級<・・・
で、右側の棒グラフのようなものを見て欲しいのですが、私が採用していた表は、級が違うと重なっていません。
どういう事かというと、
例えば、
1級の50号棒の方が 2級の1号棒よりも基本給が高いなんてことは無かったのです。
重なっている表ですと
1級から2級に上がれなくても、1級の30,40,50,60・・・・と上がっていけば、2級の1号棒よりも基本給が上がってしまいます。
私は、何としても、社員に次の号棒へ行けるように指導したかったのです。
逆に言えば、次の号棒に行かなくては、基本給は昇級しないのです。
1級から2級に成ることを【昇格】と言います。
号棒が上がることを【昇給】と呼んでいました。
この呼び方は、自社だけだったかもしれません。
昇格するための条件は決まっておりました。
昇給は、その時の会社の業績にも左右されるので、一律には決まっていませんでした。
ここで大事なことは、そもそも【職能】の定義を決めておくことなのです。
①全社員共通の能力表 1級~6級
②各職務別の能力表 1級~6級
それぞれを作成しておきます。