生産性
働き方改革に関して
労働力不足を解消し、一億総活躍社会を作るために
働き手を増やす
出生率の上昇
労働生産性の向上
に取り組むというのが「働き方改革」の概要です。
働き方改革の具体的な3つの課題
・長時間労働
・非正規と正社員の格差
・労働人口不足(高齢者の就労促進)
これらが、働き方改革の最重要事項といってもよいでしょう。
さて、この中の『長時間労働』(の是正)に関してお話しします。
長時間労働をしないように!
これだけ聞くと「わーい!」となりますが、よく考えてください。
今、残業をしながら仕事をしている場合
【仕事のやり方を変えず】に残業をしなくなると、成果の量は下がりますよね?
成果が下がったら、収益が下がりますよね?
という事は、給与を下げても良いですか?って話になります。
下げて良い訳が無いのです。
ただ・・・成果が下がらない場合もあるんです。
・ダラダラ残業だった場合
これ、悲しいですけど実際にあります。
通常の就業時間中はダラダラ仕事をして、残業もダラダラやる。
酷い人になると、残業時間中どこかで寝ている人もいます。
その場合、残業をしなくなっても成果量は変わりません。
悲しいです。
経営者にとっては、今回に限っては願ったりかなったり。
結果オーライです。
さぼり対策の話はまた今度
通常の場合、残業をしないで、給与を下げないためには、【仕事のやり方】を変える必要が有るんです。
生産性を上げる という事です。
ですから、国は、結構きつい事を言っているのですよ。
販売価格を上げる
販売個数を増やす
仕入価格を下げる
経費を切り詰める
う~ん、ほぼ現実的ではないですね
生産性を上げる、効率を上げる
究極には、「二人でやっていたことを一人で行う」なんて人減らしにつながりかねないのです。
ですから、まずは、
①余剰人員がいないかのチェック⇒いる場合は、別の職務を与える
②業務の進行状況の管理を適正に行う
③社員がきちんと集中していける一日の中でのゆとりを無くすこと
④根本的に業務のやり方を見直す
かなと思います。
特に3番目のゆとりを無くすは誤解を与えるかもしれません。
就業時間は、パンパンに行い、その代わり、就業後の時間でリラックスしてもらう。
休日を有効に活用してもらう
かな?と思います。
しかし、正直言うと、中小企業には、大変に手厳しい改革だと思います。
助成金なしで乗り切るのはかなり難しい・・・