入社後研修 ②新卒編(第2新卒も)導入
新卒の導入研修に関してお話しします。
基本的に第二新卒もこれと同じだと考えてください。
第二新卒は、一度他者へ入社した場合も含まれますが、ほとんど研修は受けていないと考えて問題はありません。
一般的な新卒と同様に考えてください。
さて、新卒の研修で行う事は
①一般社会人常識マナー
②業界の特性
③弊社の歴史とビジョン
④商品知識
です。
①に関しては、商工会議所等の外部機関で、他の企業と合同の研修が、安価で行われているのでそちらをお勧めしますし、私も、自身の会社では、そうしていました。
②~④は、社内で、特に③は社長が自ら行って欲しいです。
これで、大体2週間程度掛かります。
この期間後に現場実習を入れるわけです。
ただ、ある目的で、この期間に、あえて現場実習を入れる場合はあります。
私はそうしていたのですが、研修期間のごく初期に『半日』だけ現場実習を取り入れていました。
これは、何故かというと
『知識も技術も持っていないと、現場では何も出来ない』という事を自覚させるためです。
その後の、研修の意欲に繋げるためです。
ですから、一般的には、約2週間の座学研修の後に、徐々に現場実習を行います。
部門がいくつかあるのでしたら、例えば、一週間ずつ全部署を体験させるのも手です。
私が以前いた企業では、内勤、外勤合わせて10以上の部署が有り、全てを二日間ずつ体験させました。
配属の可能性が無い部署も体験させます。
浅く広く、企業を分かってもらうためです。
この際に、一番大事なのは「誰につかせるか」という事です。
メンターが決まっている場合でも、全部署に広く在籍していることは現実的ではありません。
「誰でも良いから新人を連れて行ってくれ」
ではなくて
新人の担当者は決めておかなければいけません。
急な仕事が入ったから、今日は誰かに代わって・・・
人材の獲得、育成を軽んじている人は軽く言います。
同行指導は、大変に大事な指導であり、また、指導する側も、教育をするという事で、自らの研鑽にもつながります。
にも拘らず、
・面倒くさい
・邪魔
・なんでうちなんかに入ってきたの?
・営業の際に「外で待ってて」
など、育成とは程遠い運営がされている場合もあります。
教育担当者に対しては、事前の教育を行う必要が有り、また、企業として、その足を引っ張らないような周知が必要です。