インターンシップ
会社説明会の解禁日って、年によって変わりますよね?
私の頃は、たしか、大学4年の8月1日が解禁だと思いました。
これって、どこで決めてるかご存知ですか?
経団連が決めているのです。
ですから、中小企業は、この決まりに従う必要はないのですが、何故か、経団連で決めた日程に従って新卒の求人活動は行います。
インターンシップとは、学生が社会の仕組みなどを学ぶため、アルバイトとは違って、基本的に無報酬で企業の活動を学ぶ場です。
以前は、インターンシップに行った会社と就職先希望先の会社は決して同じではありませんでした。
勿論、進みたい先の『業界』を望む人は多いでしょうけれど、就職には直結していませんでした。
企業側もそれを分かっていて、どちらかと言えば『社会貢献』的な取り組みだったと思います。
しかも、経団連の取り決めで1日だけのインターンシップは認めていませんでした。
1日では会社のことなど分かるはずもなく、それは、求人の囲い込みにつながるという考えだったのでしょうか?
ですから、社会貢献としては、1週間以上のインターンシップが必要と思われていたようです。
ところが、近年では『ワンデーインターンシップ』つまり、1日だけのインターンシップも経団連は認めるようになりました。
明らかに、インターンシップの求人活動解禁です。
実は、私は、中小企業を経営していたので、1デイインターンシップは、以前から採用していました。
ただ、正直、そこから志望してきた学生は多くはなかったですが、存在していました。
しかし、会社説明明会を開催すると、インターンシップ希望者以上に多数の学生が集まりますので、特に行わなくても問題は無いと思います。
これが、最近の新卒求人のスケジュールです。
3年生の6月から2月にかけてインターンシップで、3月に会社説明会が解禁になります。
大体、4年生の5~6月に内々定が出て、10月に内定式。
人事担当者は、6月から10月までは3年生と4年生の相手をしなければならないダブルヘッダーです。
もの凄く忙しくなります。
ですから、中小企業では、無理をしてインターンシップを行わなくてもいいような気がします。
これは、実際にインターンシップをしていた者としての感想です。
やるとしても、解禁前の数か月行えば十分かもしれません。