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【 怒らない・褒める・認める・嫌味を言わない 】

怒っても何も解決しない

部下指導で大事な事は、「怒らない事と褒める事」

と言って、甘やかすことではない
怒っても何も解決しないから。

生まれるものは、
反発
萎縮
沈黙
隠ぺい
離反

部下指導、部下とのコミュニケーションで大事な事は
①怒らない
②褒める
③認める
④嫌味を言わない
⑤念を押す

①怒らない
(例外)怒る事に意味がある場合

本当に重大な事を起こしたと分からせるため
本人が、重大だと自覚しているなら、怒る必要はない
それ以外で怒るという行為は、「うっぷん晴らし」とか「感情に任せて」とかであって、受け止め側の思考、感情をただぶつけているだけである。
効果的ではない。
そう、指導者は、やることすべてに意味を持たなくてはいけない
効果的か、効率的か

だから、些細なことですぐに子供に怒る親がいる
何がいけない事なのか、重要性、優先順位が分からない
・子供は、ビクビクする
・反発する
・無気力になる
いずれか

例えば、子供が刃物で遊んでいたとする。
実は一番効果的なのは、「怪我するまで放っておくこと」
痛さが身に染みて、その後、やらなくなるか、本当に必要な時しかやらなくなる。
まぁ、冒険心が旺盛な子は、怪我しないように工夫してやるようになる」(それはそれで良い)
でも、指を欠損したり、大けがしたり、デメリットの方が大きすぎますよね。

次に効果的なのは、刃物を取り上げて、子供を押さえつけて、大人の判断で加減をして子供を気付つける事
「痛かったでしょ?!」
これ、今は児童虐待だって言われるんだろうなー
うちの子供が幼稚園くらいの時、行きつけの焼肉屋さんで、焼き網に触りたくて手を伸ばした。
その時、店のおかみさんが、子供の手をガシッと掴んで「触ってみな!熱いよ!怪我するよ!」と網の方へ近づけようとしたら、子供は、泣きそうな顔で手を引っ込めた。
「ごめんね、乱暴なことやって、でも、これで、もう、しなくなるから」
今は、これダメだよなー

次に効果的なのは、
大声で叱りつけ、ドキッとさせる
驚かせて事の重大性を分からせる
その後で、何が重大なのかを分からせる
これが例外です。

一番悪いのは、
こら!と怒鳴って、いきなりビンタするだけ

これじゃ、子供の判断力を否定してしまうんだ。
ただ、理由も分からずに萎縮するだけ。

社員も同じ

怒るだけで説明しない

これでは、自由闊達になんか動きませんよ
基本的に、怒らない 姿勢が大切です。
怒っても何も解決しませんから。

②褒める
出来ている部分を褒める
出来てもいないのに、大まかに全体を褒めるのではない

褒めて育てるとは、猫かわいがりをして、何もやっていないのに全体的に褒めるのではなく、
出来ている部分を探してその部分を褒めるのである。
ですから、社員に向き合っていないと分からないのである。

第三者からのまた聞きで判断することも危険。
そこには、第三者の評価というベールが掛かっているのである。
経営者は、直接判断できる方法を考えないといけない。

私が気にしていたこと
1年の間に社員全員と食事に行く
その時、最初に、自分の考えを話し、後は、『聞き役に徹する』
社員との会食で、やたらと、ずっと喋っている社長いるでしょ?
話したいことがあるのは理解するが、それは、もっと他の場所で良い。
食事しながら、お酒を飲みながら、リラックスした場ですから、社員の口も軽くなるんですよ。
本音が聞きやすくなるんですよ。
そんな絶好の機会なのに、自分でずっと喋っていてどうするんだよ!って話です。

③認める
認めない
「出来て当然」
「やっとかよ」

出来ていることには無関心で、失敗したら罵詈雑言、周囲に触れ回る
出来ている部分は、褒めて認めないと

④嫌味
100万円の受注してきた社員が
「社長!受注出来ました!」
「ん?1千万くらい決まったのか?」
「いえ、100万です」
「なんだよ、お前なら1千万くらい売ってこないとな」

これ、「期待してるよ」って言うことなんでしょうけど、そこは、まず、喜んであげましょうよ
「社長!受注出来ました!」
「ん?いくらだった?」
「はい、100万です」
「凄いじゃないか!上出来だよ!この調子なら、君ならもっと売上上げられるよ!期待してるよ!」って、なんで言えないのかな?

嫌味は、本当にダメです。

⑤念を押す

「あれだけ言ったのに!」

言うだけで成功するとでも思っているのか?

そうであるなら、管理職は必要ない。指示書があればそれで良い

途中途中、チェックしていたのか?

報連相は、きちんと聞いていたのか?

報連相が出来ていない会社は、上司の聴く態度が悪いからだ。
聴いた後の対応も悪いからだ

何のために報連相するのか、その必要性が部下に伝わらないのだ。

報連相は、部下にとっての義務ではなく
することによって、部下の仕事が、スムーズになる、楽しくなるなど、メリットが生じなければいけない。

「報連相も出来ないのか!!」と怒っている上司は最悪である。
あなたの姿勢が部門を動かしているのです。

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