事業承継のノウハウ|いつするのが良いのか?

事業承継はいつするのが良いのか?
私の場合
私が最初に代表取締役になったのは36歳の時です。
起業家としては、遅い年齢ですが、事業承継としては多少早い方でしょうね。
当時、私の父親は65歳
業界の中では、かなり早い事業承継のようでした。
私は、25歳からその仕事を始め、11年経っていました。
常務になったのが、29歳
仕事を始めて4年です。
常務と言っても、実際には、現場作業がメインでした。
社員には、「現場では常務と呼ばないで」と言っていました。
常務の期間は7年
これは、いささか長かったと認識しています。
もっと早く社長に成ればよかったというのではなく、常務の期間が7年というのが長かったということです。
先ほども言いましたが、常務であっても現場作業はこなしていました。
期間の後半になると、業界の会合や、地域の会合にも顔を出すようになりました。
この段階で、「あと何年で社長になる」と事前に決まっていた方が良いのです。
私の場合、「今年交代するから」と急に言われました。
常務って、居心地が良いポジションなのです。
・ある程度地位がある
・責任は取らなくて良い
・行動を監視されない
7年もやっていると、その特徴がよく分かってきます。
ともすると、気を抜く時間の方が多くなってしまいます。
ついつい。羽目を外して遊んでしまうこともありました。
ですから、3~4年が妥当なんだと思います。
役に着けない、単なる平の取り締まりの方がまだ良いですね。
さすがに遊びすぎると、自分でもいかんと思い、勉強を始めました。
先代は、全く教育をしてくれない人でしたから。
もっとも、先日も言いましたが、
「起業と承継の帝王学は違う」ので、教えられないのは事実なのですが。
また、何となく後を継いで時流に乗って大きくなってしまった場合も、なかなか、そのノウハウは教えられないと思います。
で、私は、独学しました。
経営のセミナーというよりは、
・マーケティング
・コーティング
・社員教育訓練
・顧客満足
・社員満足
そういったセミナーや研修に多くいかせてもらいました。
基本的に、理論ではなく、学んできたものを、すぐに会社で具体的に展開しました。
そういう面では、常務という立場はありがたかったです。
また、これは、社長になってからですが、有名大手のコンサル会社と契約をして、拡販戦略も行いました。
そこでは、実際の集客方法を学びました。
ただただ人を集めるのではなく「顧客」を集めることに注力することを学んだ。
これらで、一番大事だったのは、ESとCSでした。
徹底的にやりました。
それと、ベテラン社員とどうやって付き合っていくか。
社内の新しい風土と古い風土をどう辻褄を合わせるか
そういうことを実践していきました。