社長の査定
社員が辞めていく『本当』の理由は、上司にはなかなか分からない事です。
「私は、部下にきちんと時間を掛けて聴いているから」
本音ですか?
無難なことしか言わないですよ。
私が支援しているある業界で調査をした結果を見ました。
会社側が考える辞める理由、人が入って来ない理由
・給料が安い
・仕事がきつい
一方
転職会社がアンケートを取った『辞めた本当の理由』は
・上司
・経営理念が嘘
・経営者
で、その後が、給料とか待遇です。
以前、社内アンケートの話をしましたが、今日は、上長査定の話です。
実際に使っていた『社長査定』を公開します。
これを、年に1回、全社員に配布して、勿論無記名で記入してもらいます。
記述式ですと字で分かりますので、評価に〇をしてもらうだけです。
普通に出来ていてBです。
この基準を元に数値化してレーダーチャートにします。
そしてこれを公表するのです。
左上が初年です。
これが、ひどいんですよ(笑)
指導力とES(社員満足)が低い低い
初年度は、もちろんこれしかありませんでしたが、貼り出しましたよ!
もう、「頑張るから!」って言うしかないですよ
右が、翌年
下がその翌年です。
ね、少しは、良くなっていますよね?
まず、自分の悪いところをきちんと把握したうえでないと、『何を改善して良いか」分からないのですよ。
これは、10年くらい続けましたね。
で、2年目からは、上司査定も行いました。
ですから、社員は、直属の上司と社長と、二人の査定をするのです。
上司の査定は、本人に渡すだけで公表はしませんでした。