『社長の仕事を楽にこなす』?
最近ネット上で「こうすると社長は楽になる」なんてセミナーなどの募集の宣伝を見かけます。
そもそも、楽してする仕事に意味が有るのでしょうか?
例えば、
『組織が成り立って、社長はチェックだけをする。
だから、ハワイに在住して、ネット会議とネットで数字の把握だけをしていればよい』
こんな組織が、未来永劫に『健全』に続くと思いますか?
一時は良くても、そんな経営者は、社員から見放されます。
現場の社員は、生きるために一生懸命で、真面目にその職務を全うしようとしてくれていても、やはり、場当たりな対応に終始します。
だって、舵取りは、外から、のほほんと結果数字だけを見ているのですから。
そんな組織は、そう長くは続きません。
先日、仲間と飲んでいる時に
「社長の仕事は 『判断、決断、指示、指導』だ」と言われました。
この方は、聞けば誰でもが知っている超有名企業の社長経験者です。
そんな方でも、現場での活動は大事だと思っているようです。
社長が楽して 判断、指導 は出来ないのです。
勿論、 決断、指示だって、正確なことが伝わっていなければできないのです。
現場にどれだけ足を運ぶか
現場の社員とどれだけ意思の疎通を行うか
会社の未来に関して語っているか
これが必要なのです。
楽して金を稼いで、余暇を謳歌したい方は、組織を作るのではなくて、個人で資産を増やすような、利殖的な仕事をするべきです。
経営者の皆さん、皆さんは、そんなことをしたい為に起業したわけではないでしょう?
『組織を作る』そのことが生き甲斐に成っていませんか?
組織を作り、強化拡大していく
すると、結果論的に収益は増大していく。
休日に、存分に遊ぶことは構いません。
どちらかというと、夜間や休日にきちんと息抜きのスケジュールを入れている経営者さんの方が、大成されていると思います。
やはり、勤務時間中は、フル活動するのが、経営者の務めだと思っています。
それも、資金繰りの為に、銀行など外部との交渉や、ライオンズやロータリーの懇談会などの異業種交流にばかり時間を割くのではなく、きちんと社員と向き合う時間を作り、ボトムアップが出来る企業体質を作っていくのです。