離職率の低減②
(前日の続き)
・組織が崩壊している
『自由闊達に社員個人のパフォーマンスで事業が運営されている』
何となく良さそうですけど、これ、組織が崩壊しています。
これ以外の項目がすべてうまく機能した上での自由闊達は、優れた企業です。
ところが、指示命令系統が機能していない、
例えば
社長が、社員に対して細かい指示を多く直接行う
管理職が部門を管理していない
部下が、上司に相談しない
人事異動が多過ぎる
適正な人事異動を社員が拒否する
報連相がされていない
社員にオープンにすべきことを隠す
社員にオープンにするべきでないことが漏れている
悪口が横行している
全て、責任は経営者です。
そもそも、『管理とは何か?』を誰も分かっていないケースが多い。
そして、ボトムアップをきちんと受け止めていない経営者の場合、この状態に陥るケースが多い。
特に、起業社長は、企業立ち上げ時の少数精鋭が阿吽の呼吸でやって会社を大きくしてきたことから脱せられないのです。
・将来ビジョンの提示が無い
「うちな会社の仕事はこれです!さぁ!頑張っていきましょう!お給料もらってるんでしょ!」
私は、仕事は楽しくなくても構わないと思っています。
楽しかったら、こっちからお金を払わないといけない。
勿論、楽しいに越したことはないわけです。
『楽しい』というか、遣り甲斐とか、生き甲斐とか・・・
ですから、経営者は、「今、この仕事をやる」だけではなくて「その先」「将来」を考え、社員に伝えていかねばならない。
「会社は、こうなって行きます」
「あなたはこうなって行きます」
現状維持を考えている企業は、消滅します。
日本古来の伝統芸術なども、生き残るために、多種多様な方策を考えています。
(明日はまとめ)