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続・報連相

先日、支援先様とお話をしていて
「うちの社員は報連相が弱い」という話を聞きました。

以前、報連相については言及していますが、別の角度から述べてみます。

報告連絡相談・・・すべて部下からのアクションです。
これを、ボトムアップと言います。

部下からのアクションですが、その行動を起こさせるきっかけは上司、上層部の行動です。

①社員お言葉に耳を傾ける姿勢
②社員の意見を経営に生かしていこうという姿勢
(※すべてを生かすわけではないので注意)
③報告を受けた時に、きちんと受け止める姿勢

これが必要です。

①に関して
社員が話をしているのに、
「それはそうと、〇〇の件はどうなのだ?」とか
「その言い方はおかしい」とか
話を別な方にもっていく上司がいる
最悪である。
とにかく聞きなさい
部下の話を途中で遮ってはいけない。

②に関して
全てを鵜呑みにするわけではない
・良いことで出来る事は受け入れて実行する
・良い事だが、現実に即していない場合は、時機を見ると伝える
・出来ないことや間違っていることは、理由をキチンと伝える

③に関して
「そんなことは自分の判断でやっていいよ、いちいち言うなよ」
これですと、今後、報告はしなくなり、勝手な判断で仕事を進めてしまいます。
【仕事を任せる】とは、好き勝手に行う事ではありません。
「あなたの判断で進めていいけど、最終責任は経営者である私なんだから、経営理念やルールに従って、臨機応変にやってね」というのが【仕事を任せる】ということ。
これをキチンと言っておかないと
「任されたのだから、俺の判断がすべてだ!いいな!俺の言葉が社長の言葉だからな!」という勘違いした社員も出てきます。

ですから、「分かった、良く報告してくれたね、ありがとう。このやり方は君の判断が正しくて大丈夫だから、今後、同様の事は報告しなくても構わないよ。違う内容は報告してね」くらいに抑えたいものである。

但し、私は、報告は全て受け止めていましたけどね。

つまり、部下が報連相を行わないのは、上司、経営者の行動の鏡だと思って頂きたい。

実際、「社員が何を考えているか分からない」という会社に招かれ、社員のヒアリングをすると、驚くほど話をしてくれる場合の方が多いです。

その内容を社長に報告すると、「え?!そんなことが有るのか・・・」と驚かれます。

必要なのは社長の聴く力なんですよね

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