求人広告
仕事柄、ネットにしても紙媒体にしても、求人広告はよく見るようにしています。
思うのは、「この表現で求職者は集まるのかな?」というものも少なからずあるという事です。
依頼者側は「求人の告知」だと思っているが、製作者側は「広告」だと思っているのが、根本的な不都合の原因じゃないかと思っています。
以下は、特に、紙媒体に多いケースだと思ってください。
大体、製作サイドが聞いてくることは
・職種
・仕事内容
・給与、賞与
・勤務時間
・休日
・法定福利
・その他
と言う感じですかね?
「御社の社風は?」とか「経営理念は?」とか「御社のコアコンピタンスは?」なんて聞いてくる営業さんはいません。
営業「このコマですと〇〇〇〇〇円です」
求人元「反響有るかね?」
営業「応募はありますよ!採用はそれなりに・・・じゃ、原稿送りますね、チェックしてください」
もう、この『チェックしてください』が曲者で、後の責任は全部依頼者、と言う感じです。
後、最近とても気になるのは、写真を掲載する場合、その分、コマの大きさは大きくなりますので、費用も高くなりますが、「この写真で良いの?」と思うことが大半です。
きっと、「写真使うと反響良いですよ!写真は、良いやつを選んで送ってください」みたいな。
全て依頼人責任です。
後は、『どんな社員が欲しいのか』を全く表現していない求人とか、仕事内容を『職種名』だけの記載で、門外漢には全く分からないものとか。
まぁ、経験者だけを募るのであれば、それでも良いのかもしれません。
とにかく、即戦力が欲しい、性格やモチベーションはどうでも良い。
と思っているなら、有りですね。
ただ、私は、同業他社からの転職は、経験上あまり好きではありません。
もっとも、良い場合もありますけど、少数派です。
この話はまたいずれ・・・
結局、特に、紙媒体の求人は、特に、地域の代理店は『顧客の求人欲求が完全に満たされてしまっては、商売あがったり』なんですよ。
もっとも都合が良い顧客とは『全然人が集まらなくて、定期的に求人広告を発注してくれるところ』なんですね。
いえ、「そんなことない!」なんて言われるかもしれませんが、つくづくそう思ってしまいます。。
もの凄く素晴らしい掲載もありますが、それは、多分、依頼主が細かく的確に注文を出しているからだと思います。