新卒、中途、既存社員の特徴の違い
既存社員は、会社の理念、ビジョン等が腑に落ちていないケースが多い。
朝礼等で月に1度唱和したくらいでは腑に落ちない。
心の底から分かってもらえる活動をしているだろうか?
或いは、理念自体が時流にふさわしくない場合もある。
具体的に言えば、私が経営していた会社は、私は4代目であったが、
初代は職人
2代目は町工場
3代目はサービス業
4代目は建設業
と、業態をかなり変えていた。
昔の理念が合うわけは無いのである。
で、結局、経営理念が腑に落ちていないので、なんとなく、先輩の真似をして過ごしてしまう。
中途入社社員は、前の会社を嫌で辞めたにも拘らず、その会社のやり方に固執する傾向がある。
「いえ、でも前の会社ではこうやってました」
何故、考え方を引きずるのだろう
中途入社こそ、経営理念や経営方針の落とし込みに時間を掛けなければならないと思う。
中途ならば、同業他社からの採用は私はお勧めしない。
先ほどの例が顕著だからだ。
お勧めする中途は、「知識はあるけど、この業界は初めて」という場合。
例えば、専門学校を出たけど、その技術を使う企業にでは働かなかった場合。
新卒
理念、ビジョンが腑に落ちて、仕事にやりがいがあるから、先輩と行動が違う。
もっとも、それだけの教育を行わなければ意味が無いが。
但し、注意するのは、阻害する先輩の対応策である。
「なんでうちなんかに入ってきたの、勿体ない」
これは、初めて新卒を取った会社で先輩が言いがちな言葉です。
ですから、波風を立てないためにも、不安に思わせないためにも、先輩社員は味方にする必要があります。
教育、とまではいきませんが、しっかりとコミュニケーションをとる必要があります。
また、大手企業の狙いはMARCHが下限であることが多いので、MARCHを上限として活動していけば、「MARCH」「大東亜帝国」の学生は十分に採用できます。
また新卒の行動は、先輩を動かす、好循環になり、
先輩は、後輩に教えることにより、自分の成長を実感できます。